奨学金は月額いくら借りるべきか。国公立と私立でこんなに違う。

奨学金

どうも、奨学金1500万プレイヤー阪大生のPEN(@PENwitmi)です。

この記事では、大学で奨学金を借りるときに、月額どれくらい借りるべきかについて考察しています。

 

「大学に行くけど、全部奨学金で賄えるのか」
「下宿するとお金がかかるの?」

という方たちのための記事です。

 

大切なのは、

①国公立大学なのか、私立大学なのか
②自宅生なのか、下宿生なのか

の2点です。

 

大学に通うための収入と支出

何の知識も無しに借りるのはリスク

 

奨学金という名前ではありますが、日本の奨学金は英語にすると“Student Loan”と呼ばれるものです。

つまり、ローン(=借金)です。

 

私が言いたいのは、借金だからダメというわけではなく、「何も知らず、何も考えず借りるのはオススメしない」ということ。

 

きちんとした知識を付けて、

準備と覚悟が出来ているのであれば、
それが自分の人生のプラスになるのであれば、

奨学金を借りて自己実現をするのもアリだと思っています。

 

特に、有利子か無利子かについては、まず金利の感覚を知っていないと判断できません。

次の記事もあわせてご覧ください。

 

正しい計算が大切

 

まず最初にわかっておくべきことがあります。

大学で必要なお金は、授業料だけではありません。

 

奨学金を借りて、授業料だけ払えば大学生活を送れるわけではないのです。

奨学金の機関保証制度(保証人を親族ではなく外部の機関にする制度)を使う人は、機関保証料についても考えておかないといけません。

 

また、バイトで稼げるお金についても、きちんと考えておかないといけません。

思っていたよりも稼げないとなると、のちのち困ってしまいます。

 

また、計算というよりは確認になりますが、月々の返済額がいくらになるのかも併せてチェックしておくべきでしょう。

奨学金を借りてまで大学に進学するのですから、その分豊かな生活を送りたいと思うはずです。

 

奨学金返済のためだけに必死に働くことのないようにしたいところです。

 

学生生活費とは

 

学生生活費とは、その名の通り、学生として生活するのに必要な費用のことです。

学生生活費は、「学費+生活費」で計算することが出来ます。

 

学費には、授業料や通学費などが含まれます。

生活費には、食費や住居・光熱費などが含まれます。

 

授業料さえあれば大学に通える、というわけではありません。

奨学金の計算をするときも、学生生活費を基準にして考える必要があります。

 

 

JASSOの学生生活調査結果

学生生活費についての調査データ

 

JASSO(日本学生支援機構)の学生生活の調査データから、学生生活費がわかります。

ただし、少し読みにくいので、必要最低限の部分だけ抜粋して紹介します。

細かい情報については、元のデータを見てください。

>>平成28年度学生生活調査結果|独立行政法人 日本学生支援機構

 

抜粋データの表

 

 

このデータによると、学生生活費の年額は、

国立自宅生で109万円
国立下宿生で174万円
私立自宅生で175万円
私立下宿生で249万円

です。

 

データはあくまでも平均値

 

このデータは平均値です。

なので、これだけあれば絶対足りるというわけでも、これだけは絶対必要というわけでもありません。

細かい計算はケースバイケースということになってしまいます。

 

例えば私立の授業料などは、大学や学部によっても大きく変わります。

授業料以外にも、入学費が必要です。

住居・光熱費なども、地域によって変わってくるはずです。

 

あくまでも平均値である、ということを理解しておいた方がよさそうです。

 

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奨学金を月額いくら借りるべきか

 

データから、奨学金の必要額を考えてみます。

 

今回は、家庭からの支援が一切得られないという前提で計算しています。

そのため、家庭からの支援があれば、もっと少ない金額で学生として生活することが可能です

 

国公立大学で自宅生

 

国立大学で自宅生の場合、学生生活費は年額109万円です。

単純計算で、一か月に9万円必要ということになります。

 

JASSOの第一種奨学金(無利子貸与型)は月額45000円なので、家庭からの給付・援助が一切ない場合は残りの45000円不足します。

それだけの不足分をバイトで稼ぐか、第二種奨学金(有利子貸与型)で補うことになるでしょう。

月に45000円稼ぐだけなら、所得税などにも引っかかることはありません。

 

もし家庭の年収などによって授業料が全額免除されれば、第一種だけでバイト無しで賄えるかもしれません。

 

ちなみに第一種奨学金を月額45000円借りると、卒業後の月々の返済額は12857円で、14年かけて返済することになります。

 

 

国公立大学で下宿生

 

国立大学で下宿生の場合、学生生活費は年額174万円です。

単純計算で、家庭からの給付・援助が一切ない場合、一か月に14.5万円必要ですね。

 

第二種奨学金の最大額は月額12万円なので、それだけだと不足する計算になります。

一応、第一種と第二種を併用すれば、最大17万円までは借りることができます。

その場合の月々の返済額は46697円で、全額返済に20年かかります。

 

学生には少しイメージしにくいかもしれませんが、手取りの給料が5万円弱減るというのは、新卒にとっては非常に大きなダメージです。

 

もし授業料を全額免除してもらえたなら、一か月に10万円あれば足りる計算です。

バイトだけで補うのは、明らかに勉強時間が足りなくなるのでオススメしません。

 

私立大学で自宅生

 

私立大学で自宅生の場合、学生生活費は年額175万円です。

世の中では一番多い層かもしれません。

家庭からの給付・援助が一切ない場合、月額14.5万円です。

 

医、歯、薬、獣医など、学部によっては必要なお金は跳ね上がると思います。

私立大学なら、これらの学部は第二種奨学金の上限が別に定められています。

通常は月額12万円までの第二種奨学金が、

医学部、歯学部は16万円、薬学部、獣医学部は14万円まで借りることが可能です。

 

 

奨学金を満額借りたとしたら、ギリギリそこまでバイト漬けにならなくても、進学は可能です。

ただし、満額借りた場合は月々の返済金額もかなりのものです。

参考までに、総額1500万円借りている私の返済額は、月に約7万円です。

 

私立大学で下宿生

 

私立大学の下宿生の場合、学生生活費は年額249万円です。

家庭からの給付・援助が一切ない場合、月額で21万円。

 

はっきり言って、奨学金だけで済ますのは不可能に近いです。

学費か、生活費か、何かしらの援助をどこかから受けないと、通学はできないでしょう。

もし生活費だけでも払ってもらえるのであれば、月額12万円借りれば足りる計算です。

アルバイトをして、どこまで借りる金額を減らせるか、ということになりそうです。

 

アルバイトの注意点

アルバイトをすると勉強時間が削られる

 

当然ですが、アルバイトに時間を割けば割くほど、勉強に使える時間は少なくなります。

 

例えば理系の実験レポートなどは毎週何時間もかけて書く必要があります。

この時間を確保しながら、アルバイトを毎日するのはかなりキツイです。

 

月に9万円稼ぐのは可能

 

アルバイトに心血を注げば、月に9万円稼ぐことは可能です。

ただし後述するように、それを維持するのが難しいケースもあります。

 

例えば時給1000円で週に15時間働けば、月に6万円は稼げる計算です。

その気になれば、月に10万円もよくある話です。

 

しかし、学生として税金などを払うことなく稼げる金額は、法律で定められています。

その上限を超えると、税金が発生したりして、例えば両親の負担額が上がったりすることがあります。

なので、一定以上働く場合は、事前に家庭に相談しておくことをおススメします。

 

 

研究室、実習などの期間に要注意

 

理系の場合は、3年か4年次に研究室に配属されることが殆どです。

 

研究室にはコアタイムという拘束時間があることが多いです。

場合によっては、毎日9~22時で研究をするところもあります

日付が変わってからの帰宅なども、ザラにあります。

(深夜に「らぼりだ」という単語で、Twitterなどで検索してみましょう)

 

また、医学部や薬学部、看護学生などの場合、実習があります。

薬学部の場合は、22週間の実習です。

実習期間中は、9-17で毎日働いているようなものです。

(17時に帰れていないケースも多く目にします)

そのあとに勉強会や研修があることも少なくありません。

 

なので、1年次のときと同じペースで働き続けることが困難な場合があるのです。

毎年卒業まで同じペースでアルバイトをする計算だと、後々困ることが多いと思います。

 

ケースバイケースで、臨機応変に

 

奨学金をいくら借りるべきかというのは、一概にこうだと言い切ることは難しいです。

 

家庭からの支援を受けられるのであれば、どこまで支援してもらえるのか話し合っておく必要があります。

また、自分がいくらくらいアルバイトで稼ぐことが出来るのかも、きちんと考えておいた方がいいですね。

 

大学生活の参考にしていただければ幸いです。

よろしければ以下の記事もご覧ください。

 

 

 

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