文章力を鍛えるためにはコレを意識せよ。アウトプット思考整理術

日常・ライフハックなど

どうも、奨学金1500万プレイヤー阪大生のPEN(@PENwitmi)です。

 

突然ですが皆さん、アウトプットを上手く使いこなしていますか?

インプットよりもアウトプットが大切とはよく言いますが、どのように行うかはおろか、その意義について具体的に教えてもらえることはほとんどありません。

 

何事もそうですが、意味もわからず行動だけ真似しても、いい結果には繋がりません

良い勉強法を真似しても、その意味を理解していないと意味が無いのです。

 

なので「アウトプットが良いらしい」と言ってがむしゃらに実践しても、それは有効活用できているとは言えません。

 

真似るべきは行動ではなく思考回路です。

 

思考回路をコピーし、その上で自分の味を出しながら行動することで、成果を生むことができます。

とは言っても、実際にアウトプットの思考回路を開示してくれる人というのは少ないです。

 

今回は、私がこれまでに自身で考えてきたアウトプットの意義と実践方法について語ろうと思います。

これが正しいと思っているというよりは、頭の中を見せることでより改善できる点が明らかになると思ったからです。

 

是非コメントなどで意見や感想を頂けると嬉しいです。

皆で共有して改善し、お互いに切磋琢磨していくのが私の望みです。

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アウトプットの種類

 

私はメモ帳を使ったアナログのアウトプットと、Evernoteを使ったデジタルのアウトプットを使い分けています。

 

その中で、アウトプットの意義は大別して2種類あるのではないかという考えに至りました。

ただ、考えてみると当たり前なので、ひょっとすると同じようなことを書いている本やサイトが存在するかもしれません。

 

理解、記憶のためのアウトプット

 

これは自身がまだ理解できていない、もしくは咀嚼して自分のものにできていない物事が対象です。

 

つまり、「インプットのためのアウトプット」です。

 

何だそれと言われそうですが、実は学生のテスト勉強はほとんどこれです。

つまり、参考書を読んで、それを自分のノートにまとめる作業なんかがこれにあたります。

 

何かをインプットして、それを自分が理解しやすいように自分なりにまとめる

自分がどのように理解したのか、その痕跡を残すことで、後で読んだらまたすぐに理解することができるのです。

これが「理解、記憶のためのアウトプット」もしくは「インプットのためのアウトプット」です。

 

注意して頂きたいのは、「ただ板書を取っているだけ」の作業とは別ということです。

自分の脳を通過していないものをアウトプットとは言いません。

というか、内容を理解もせずに本当に「写しているだけ」ならもはやインプットとも呼べませんね。

宿題の答えを写しているだけでは賢くなりませんよね、だってインプットされてませんから。

 

私はこの「インプットのためのアウトプット」をかなり意識的に活用して、薬剤師国家試験も突破しました。

 

頭の整理のためのアウトプット

 

さっきのとは対照的で、これは頭の中、自分の中で既に定着している情報が対象です。

これらの情報を並べてみて、整理整頓し直すことで、人にわかりやすく伝えられるようになります

 

これは、「アウトプットのためのアウトプット」と言えます。

(何だか言葉遊びみたいですが、真剣です)

この作業は、人に何かを伝える前の段階として、あらゆる場面で有効です。

 

例えば、

文書や発表スライドなどの資料、
授業や講演、スピーチなどの原稿、
ブログやサイトのWebライティング、
電子書籍の文章術

など、人に情報伝達する機会は無限にあると思いますが、そのどれもで「アウトプットのためのアウトプット」が有用です。

 

これはアウトプットによって、いわゆる「文章力」が鍛えられるためです。

人に何かを伝えるときには文章力が必要です。

今回はこの「アウトプットのためのアウトプット」と文章力に注目して、詳しくお話ししたいと思います。

 

「アウトプットのためのアウトプット」の実践

文章力とは構成(順番)力

 

書かれた文章、もしくは話された文章が分かりにくいのは、内容のせいではありません。

同じ内容を話していても、分かりやすい人と分かりにくい人がいますよね。

 

その差は、文章の構成力です。

文章力とはずばり、構成力のことです。

決して日本語力のことではありません。

 

話が分かりにくい人は、話す順番が悪いのです。

話したいことを思いつくがままの順番で並べたら、分かりにくくなるのは当然だと思いませんか?

 

逆に、話すべきことをアウトプットして整理整頓し、分かりやすく並び替えれば、誰でも伝わる文章が書けるはずです。

この過程を面倒臭がって飛ばしてしまうと、わかりにくい文章が完成します。

 

急がば回れ

 

わかりやすい文章を素早く書き上げるためには、まずアウトプットが必要です。

事前にアウトプットを済ませていると、頭が整理されているので、文章もスラスラと出てきます。

 

また、前後の文章の流れを意識した文章が出来上がるはずです。

この作業を挟むかどうかで成果物の出来栄えが全然違ってきますし、添削があまり必要でなくなるので結果的に早く終わります。

 

アウトプットの方法

 

とりあえず、内容に盛り込みたい要素をどんどん箇条書きしましょう。

そして書き出した要素をどんどん整理整頓していきます。

整理して、3段階のレベルに分けてください。

 

例えば、

1 食べ物の味
・・・1-1 果物は美味しい
・・・・・・1-1-1 リンゴは皮も美味しい
・・・・・・1-1-2 スイカは種が多いけど甘い
・・・1-2 野菜
・・・1-3 肉
・・・・・・1-3-1 豚肉は牛よりもあっさり2 栄養摂取について
・・・2-1 緑黄色野菜

のような感じです。

 

すごく内容が適当で申し訳ありません。

わかりやすいように番号を付けましたが、実際には番号を付けずにどんどん書き出して整理していきます。

2段階目で終わっている項目があっても構いません。

増やしていく中で「この要素はこっちのグループかな?」などを考え、どんどん改良していくことが大切です。

 

ノートなどに手書きで実践するのは難しいので、EvernoteやWordなどデジタルで実践することをオススメします。

 

もしアナログに実践したいなら、付箋を利用すれば並べ替えやすいと思います。

ちなみに、この記事を書くときに実践したアウトプットの途中経過がこちらです。

 

内容が膨らんだり、元の位置から移動していたり、全体的に見直しながらアウトプットを進めていることがわかると思います。

 

膨らみすぎた項目は問題あり

 

一項目だけであまりにも長くなってしまった場合、文章の全体像を掴みにくくなってしまいます。

つまり、メッセージがボヤけて、分かりにくい文章になります。

 

要素を書き出している段階で既に項目が膨らんでしまっている場合、文章に起こしたらすごい量になってしまいます。

そのときはもう、別の原稿に分けてしまうなりして諦めることも肝心です。

全体像がボヤけることの方が問題だと思ってください。

 

納得いくまで整理してから清書する

 

アウトプットと整理整頓をしっかりやり切ったら、清書に移りましょう。

清書とは実際に人に見せる、もしくは話す文章の本文を考えることです。

 

ただし清書に移る前に、アウトプットで完成したリストを見て、言いたいことが全部入っているかどうか確認してください。

後から「これも入れたい」と付け足してしまうと、せっかく考えた文章の流れが崩れてしまうかもしれません。

慣れれば文章の流れを壊さずに書けるようになりますが、やはり最初の段階で盛り込めている方がいい文章になります。

 

Evernoteを使う

 

この方法でアウトプットを考えるには、デジタルにアウトプットすることが必要です。

私はEvernoteをよく利用しています。

Evernoteについてはこちらの記事で紹介しています。

Evernote登録ページ

こちらから登録していただければ、有料プレミアム機能を1か月間無料で利用できます。

 

まとめ

 

今回は一部実例を紹介しながら、私なりのアウトプット思考整理術についてお話ししました。

 

是非とも実践してみて、一つ何か文章を書いてみて下さい。

実践する中で、また新たな気付きが出てくるかもしれません。

 

私も、やっている中で気付いたことをどんどん取り入れて、改良しています。

ちなみに私のインプットアウトプットの概念は、『思考の整理学』の影響を大きく受けています。

 

本当はまだまだ語り足りないのですが、量が多いので、この辺りで一旦この記事を終わりとしておきます。

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薬局薬剤師(管理薬剤師)/個別指導講師(高校生・薬学生)/メンター業/kindle書籍作家/マルチブロガー

家庭の事情で家から独立し、大学中退・再受験で奨学金1500万円を超える苦学生時代を経験。当ブログでは「薬学」「奨学金」「金融リテラシー」「仮想通貨」を発信。他複数のブログを運営。薬学生の国試対策の相談受け付けています。

大阪大学薬学部薬学科首席入学。
個別指導塾講師歴10年。
TOEIC公開テスト 925点。実用英語技能検定準1級。
著書『塾講師のいろは』『奨学金1512万でも破産せず幸せに生きています。』

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