どうも、奨学金1500万プレイヤー阪大生のPEN(@PENwitmi)です。
いきなりですけど、私は苦学生です。
私はかれこれ6年以上は一人で生活費を稼いで、一人で暮らしています。
記事タイトルの、奨学金1500万円プレイヤー、これ私のことです。playerというより、prayer(祈る人)の方が正しい。 いやマジですよ、冗談抜きで1500万円超えています。ひょっとすると「私立の医学部や薬学の話?」と思われるかもしれませんが、私は国公... 阪大で奨学金1500万円プレイヤーになったワケ - 奨学金1500万阪大薬学卒のお金・薬学ブログ |
そして私は薬学生です。
つまり、薬剤師国家試験を受けます。
冬に、外部講師を呼んだりするちょっとした対策講義が用意されています。
ただし、有料で。
他の大学での相場は知りませんが、苦学生にとってはなかなか厳しい値段です。
4回生のときにあるCBT(薬学の学力試験)のときも、参考書と対策講義でそこそこお金が飛んでいきました。
そのときはまだ何とかなったんですけど、今回は本当にピンチが訪れています。
いや、訪れていました。
今回はその流れで利用することになった、フレンドファンディングアプリのpolcaについての紹介と、その感想についてまとめます。
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国試対策講義、諦めるか?
薬学生は国試対策のため、青本という対策本を購入します。
これが全部で3万円。
木曜に言われていきなり月曜日に払えということだったので、この時点でも結構瀕死のダメージを負いました。
生活費とかもあるのに、苦学生はいきなり3万円もポンと出せません。
しかも現金縛り、せめてカードを使わせてほしい。
まぁ、それは何とかしたのでいいんですけど、問題は対策講義ですね。
受講する全員で割り勘する形で、一人5万円かかるとのこと。
冬に実施するが、徴収は夏休み前くらいに行うというアナウンスでした。
夏休み前っていうと、大学の前期の授業料納入時期なんですよね。
私の収入だと、授業料は全額免除のときや半額免除のときもあるんですけど、免除されるのかされないのか分かるのは大体6月末くらいです。
分かってからお金を工面していては間に合いませんから、基本的には半額払う前提で計算しています。
そこに更に、講義代として+5万円で考えておかないといけない。
いや、これかなりキツいんですよ、苦学生としては。
バイトの給料から必要分置いておく、という感じではないんですね、すでにカツカツなので。
必要な分の収入を増やして、つまり労働を増やして、頑張って用意するんです。
就活中は迂闊にいっぱい働けない
まぁ労働増やせるんなら増やすんですけど、この時期だけはどうしてもある程度控えています。
それは就活があるから。
私の主収入は塾講師なので、基本的には授業の曜日や時間帯は固定です。
収入を増やすということは、就活で使える曜日が減るということなんですね。
就活の予定が入ってしまっても、そんなお手軽に代講や授業日移動は出来ません。
となると、そもそもシフトを減らしておかないと、満足に就活出来ないんですね。
それなのに、大阪から東京に行ったりしないといけなくて、出費は嵩む。
二重苦ですね。
そんなこんなで、対策講義代の5万円を更に捻出するとか無理だろ、って半分諦めていました。
でも、大学では全く対策してくれないのに、完全自習…?
そんな不安な気持ちでいっぱいになっていました。
フレンドファンディングアプリpolcaに出会う
そんな中、Facebookの定期巡回をしているうちに、とある投稿が目に付きました。
「〇〇のイベントを開きたいから、支援してほしい」
あぁ、ここ数年流行りのクラウドファンディングね、とすぐに見当が付きました。
クラウドファンディングというのは、簡単に言うと、
あるプロジェクトを立ち上げるときに賛同してくれる支援者を一般に公募して少しずつ資金を集め、そのプロジェクトを遂行する。
支援者には見返りとして、成果物だったり他のものであったり何かしらのお返しが送られる、
というものです。
株式会社のもっと簡単なバージョンとでも言いますか。
このクラウドファンディングを資金源に出来た製品やプログラムなど、今や様々なものがその恩恵を受けて市場に出ています。
先ほどのFacebookの投稿も、きっとこれだな、と思ったわけです。
ただよく見てみると、今までの私が知っているクラウドファンディングよりも、フランクで個人的な内容の投稿だったんですね。
これは何だと思い、クリックしてみたのがpolcaとの出会いです。
フレンドファンディングpolcaとは
polcaはクラウドファンディングではなく、フレンドファンディングを名乗っていました。
つまり、もっと身近な人を対象に資金収集を行うものであると。
身近な友だち同士ではじめる、
フレンドファンディングアプリ。
やりたい事を思いついたら、企画をたて、必要な金額を友だち同士で集めることができます。※フレンドファンディングとは、友だち(friend)と、資金調達(funding)を合わせた造語です。
https://polca.jp/
誰かの誕生日プレゼントの資金を集めたり、飲み会の企画であったり、そういう軽い資金集めにも使えるのがウリのようです。
クラウドファンディングを始めるための壁は少し高いのですが、これであれば個人単位でも簡単に始めることができます。
また、公募するというよりはSNSなどで支援者を募るため、私的な使い方により特化しているわけです。
私はとりあえずやれそうなものは、とりあえず何でもやってみるタイプの人間です。
ダメ元で、とりあえずやってみることにしました。
トータル3分でプロジェクト作成終了
プロフィールの登録も、プロジェクトの作成も一瞬です。
Twitterの新しいアカウントを作って、1回投稿するくらいの労力で終わります。
アカウントIDを決め、Facebookもしくは電話番号を登録し、プロジェクトの名前(本文)と写真を投稿して終わり。
簡単すぎて不安になるくらい。
支援者側も同じくらいの労力で登録と支援が終わります。
プロジェクトの目標金額は自由で、1人当たりの支援金の下限を300円以上で設定できます。
支援側は、下限の金額以上であればいくらでも上乗せで支援できるようです。
支援方法は、現状ではクレジットカードの決済のみのようですね。
とりあえず、Facebookに投稿してみた
切羽詰まっているのは間違いないですが、そんな簡単に支援が集まるとも思えません。
でも、1000円でも支援してくれるような気持ちがあったら嬉しいなという想いで、Facebookに投稿しました。
お返しは、就職したら私の給料でご飯に行きましょう、というもの。
就活が無事終わって、そして薬剤師免許を取れたら、それからお返しをするつもりです。
最低金額は、とりあえず1000円にしました。
一回ご飯奢ってくれるくらいの感覚として、ちょうど良いかなぁと。
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投稿して1日で、複数支援が来た
Facebookに投稿しただけで、1日以内に様々なレスポンスがありました。
ビックリしました。
しかも1人当たり、数千円、多い人は1万円の支援をしてくれているのです。
友人、後輩、塾の元生徒など合計6人が、個人的に催促したわけでもないのに、名乗り上げてくれたわけです。
高2から担当していた塾の元生徒は、私より先に社会人としてスタートを切っています。
投稿して3時間も経っていないくらいで、ポンと支援してくれた通知を見て本当にビックリしました。
通知に気付いてすぐに彼に連絡したら、試験頑張ってくださいと応援されました。
もう昔とは逆の立場です。
実は、ここに表示されている以外で他にも、アプリを介さず直接支援してくれるという後輩がいました。
金額は1万円。
流石に後輩から1万円、口座に振り込みますって言われたら、ちょっと遠慮するじゃないですか。
その時のやり取りがこちら。
君MJしかしないよね。
彼は塾の後輩です。
遠慮されるのを分かっているから、こう言ってくれたわけですね。
なんだかその一歩踏み込んだ優しさに感動して、結局有り難く支援を受けることにしました。
ちなみにそのお返しについては、
なんだか一本取られた気分です。
ユーモアという優しさの塊ですよね。
今後彼がMJで国士の十三面待ち聴牌したら、私はすぐに么九牌を切ることが決まりました。
ちゃんと合格して、後で彼にはめっちゃ旨いものを奢ってやろうと思います。
人との繋がりを感じさせられたpolca
私は人に恵まれているなぁと感じます。
前々から思ってはいたんですけど、こんな風に改めて実感することになるとは思いませんでした。
わたしは別に恩を切り売りして歩いてきたつもりは無かったんですが、恩や義を感じてくれて、それを行動にまで移してくれる人がいるわけです。
多分、支援してくれた人以外にも、恩義を感じてくれている人がいるんだろうと思います。
こうなると、もう私は悪いことは出来ませんね。
期待と信頼に応えて、精一杯進むしかありません。
皆に回らない寿司でも奢れるくらい出世せねば、と思っています。
もしくは、彼らの役満に何度も放銃するか、ですね。
悪用する人もいるみたいですが、使いようによってはpolcaはとても良いものだと思います。
ぜひ利用してみてください。
プロジェクトは、すぐに作成できます。
"教育改革の実現"を支援のおかえしとして受け取ることができます。 ①国や制度に頼らない奨学金制度を作りたい、②無理して奨学金を借りずに行けるよう... - polca(ポルカ)- フレンドファンディングアプリ |
「阪大で奨学金1500万円プレイヤーになったワケ」でプロジェクトを紹介しています。
以上です、読んでくださってありがとうございました。