どうも、奨学金1500万プレイヤー阪大生のPEN(@PENwitmi)です。
放送大学の2020年第1学期の成績が発表されました。
今期は6科目12単位を取得しましたが、いずれも最高評価のⒶをもらうことができました。
新型コロナウイルスのために外出自粛をしていたので何とかなりましたが、正直6科目を受講するのは結構大変でした。
本職の薬局薬剤師と、放送大学の授業と勉強をこなすのが精いっぱいで、ブログの更新などもすっかり減ってしまいました。
次からは最大2科目4単位までに抑えておこうかなと思っています。
今回は、2020年第1学期に取った授業の感想などを簡単に紹介しておこうと思います。
既修得単位認定
62単位認定された
私は今期から3年次の編入学という形で放送大学に入学しました。
入学時にはこれまでの大学で取得していた単位の情報から、既修得単位の認定を申し込んでいました。
すでにこういった内容を勉強してきているから、単位を認めてください、ということです。
結果、62単位を認めてもらうことができました。
放送大学の授業では12単位を取れたので、合計すると私は74単位を持っていることになります。
卒業まであと50単位
放送大学の卒業には、合計して124単位が必要です。
つまり卒業まではあと50単位必要なので、半期あたり4単位ずつでも6年半後には卒業要件を満たすことになりますね。
他の活動がおろそかにならないように、気ままなペースで受講していく予定です。
卒業というよりは、エキスパートの取得が自分の中でのメインになっています。
科目の感想・紹介
心理と教育へのいざない
「心理と教育へのいざない」は、心理学基礎プランの選択必修科目です。
今期で唯一のラジオ講義でした。
テレビ授業じゃなくても勉強できるのか少し不安でしたが、結果からいうと大して問題はありませんでした。
この授業の見どころ(聴きどころ)は、第5章「大人が学ぶ理由:生涯学習」です。
私たち放送大学生が勉強している理由そのものを、再確認するいい機会でした。
これは心理コースとかに関係なく、他のコースの人でもラジオを聴いてみてほしいなと思います。
きっとモチベーションが大きく上がるはずです。
また、第10章~第14章は臨床心理学の内容ですが、これは事前にテキストを読んでおくことをおススメします。
テキストの内容とラジオの内容が一致していないタイプの授業内容だったので、事前にテキストを読んで背景知識を整理してラジオに挑むと効率が良かったです。
心理学概論
「心理学概論」は、心理学基礎プランの必修科目です。
先ほどの「心理と教育へのいざない」と同様に基礎科目なので、慣れ親しみやすい内容になっています。
私が特に面白いと感じたのは、第6章「比較心理学」に登場するチンパンジーの「アイ」です。
チンパンジーでも人と同じように言語を習得することができるのか、という研究成果は非常に興味深いものでした。
以下は京都大学霊長類研究所のサイトですが、こういった先端の研究に触れることができるのも、放送大学のメリットですね。
他にも、第4章「学習心理学」に登場する、『ピカソとモネの絵を見分けるハト』なんかも面白い内容でしたね。
これはイグノーベル賞を受賞しているみたいです。
(イグノーベル賞の説明については割愛させていただきます。とても面白いのでぜひ調べてみてください)
心理学研究法
「心理学研究法」は心理学基礎プランの選択必修科目です。
また、臨床心理学基礎プランの選択科目でもあります。
この授業は…少し言いにくいのですが、私の中では結構苦痛な授業でした。
というのも、他の心理系授業で既に出てきていた内容が多いのと、”研究方法”についての講義なのもあって、それほど楽しい内容ではありませんでした。
ただ、他の心理系授業で出てきていたこともあって、ビデオ講義は1.5倍速で再生していてもついていける内容でした。
心理統計法
「心理統計法」は心理学基礎プランの選択必修科目です。
また、臨床心理学基礎プランの選択科目でもあります。
この「心理統計法」の授業では、帰無仮説などを扱う統計学ではなく、ベイズ統計学を主に学習します。
私は今まで大阪市立大学や大阪大学で統計学を少しかじっていましたが、どちらも帰無仮説に基づく統計学でした。
なので、ベイズ統計学の基礎知識がなく最初はかなり焦ってしまいました。
しかし、第2~4回の講義を聴いて、自分なりに知識を整理してみてからは、授業内容もしっかり理解できるようになりました。
きちんと整理してみると、大したことは言っていません。
また、帰無仮説に基づく従来の統計学も、動画終盤のコーナーで理解できるようになっているので安心してください。
ちなみにその動画終盤のコーナーもしっかりと試験の範囲で、テキストには全く載っていないので要注意です。
この授業を受けるコツは、一つ一つの式や単語を暗記するのではなく、「結局何のためにその統計量を使うのか」を意識することです。
基本的には、「データ」→「母数」→「予測データ」の流れになっていることを忘れなければ大丈夫です。
ちなみに期末試験などは、計算ではなく用語を問うものがほとんどです。
マーケティング論
この授業は、心理学系とは全く関係なく、自分の興味で受けた授業です。
内容も非常に満足のいくもので、心理学よりも乗り気で受けることができました。
私は普段からビジネス書をよく読んでいますが、そこで得ていた断片的な知識が整理されていくことに感動しました。
これまではマーケティングの4Pや、SWOT分析といった単語は知っていても、それらを体系的に理解はしていなかったのです。
しかし、授業を一通り受け終わったら、それらはどのタイミングで何を目的に実施すればいいのかが理解できました。
ビジネスマンであれば、単位に関係なく、第1~4回は通してみてみる価値があると思います。
履修していない授業の動画も観ることができるのが、放送大学の強みですね。
市民生活と裁判
この授業も、心理学とは関係なく興味で受講した授業です。
結果から言うと受講して大正解でした。
特に第4~7回の内容については、すべての国民が見ておくべきなんじゃないかとすら思いました。
具体的には、家庭内の紛争と家庭裁判所について、様々な事例を基に学ぶことができます。
離婚、DV、相続、認知症と成年後見制度など、どれもいつ自分が当事者になってしまうかわかりません。
ぜひ一度観てみてください。
さいごに
今期の単位は、自宅受験ということもあって隙間時間をうまく利用しながら勉強することができました。
次は2科目4単位を取得する予定で、授業も決めました。
…しかし、仕事の忙しさにかまけて授業登録をすっかり忘れてしまい、2020年第2学期は受講科目0となってしまいました。
(結構ショックを受けています)
せっかくなので、単位とかとは関係なく、興味のある授業の動画だけつまみ食いをする半年を送ろうかなと思っています。
この授業感想が何かの役に立てば幸いです。