夢をかなえる方法の一つ、それは、手帳に書くことです。手帳に、自分の夢を書き込むのです。将来の目標、やりたいこと、人生の計画、すべて手帳に書き込むのです。そして、その手帳を常に持ち歩くのです。
熊谷正寿『一冊の手帳で夢は必ずかなう』
どうも、奨学金1500万プレイヤー阪大生のPEN(@PENwitmi)です。
私は普段トラベラーズノートを手帳として使っています。
トラベラーズノートはシステム手帳の変形版のツールで、1枚1枚のリフィルの代わりに1冊1冊ノートを挟み込んで使用します。
前から「せっかくのトラベラーズノートを有効活用できていない」と感じていました。
そこで、ある書籍2冊を参考に、大幅に手帳の中身を改造しました。
今回は、何を目的に、どのような活用を始めたのかをご紹介いたします。
この記事は、
にオススメです。
手帳術を参考にトラベラーズノートを使う
「効率化のための手帳術」と「実現のための手帳術」
これまでに様々な手帳術を読んできましたが、手帳術には大別して2種類あるということがわかりました。
それは「効率化のための手帳術」と、「実現のための手帳術」です。
「効率化のための手帳術」は、既に自分が行っている作業や業務の管理をすることで、1から10に進化させようというもの。
それに対して、「実現のための手帳術」は、夢や目標を実現させるための「はじめの第1歩」を促すことで、0から1を目指すものです。
どちらも大切な役割ですが、今回は後者である「実現のための手帳術」を意識してトラベラーズノートを改造しました。
参考図書
今回のトラベラーズノート改良において、2冊の手帳術の本を参考にしました。
神田昌典さんの『非常識な成功法則』、熊谷正寿さんの『一冊の手帳で夢は必ずかなう』です。
詳しくは記事の後半で紹介しますが、ともに有名なビジネス本です。
『非常識な成功法則』、『一冊の手帳で夢は必ずかなう』の両方とも、『2分でわかる!ビジネス名著100冊のエッセンス』で紹介されているのをきっかけに読みました。
『マンガでわかる非常識な成功法則』であればkindle unlimitedで無料に読めます。
また、『一冊の手帳で夢は必ずかなう』はkindleでたった238円で購入できるため、非常におススメです。(定価1512円の84%OFF)
手帳に「書く」のが大切
参考図書に共通の本質「書く」
今回は『非常識な成功法則』『一冊の手帳で夢は必ずかなう』を参考にしながら、トラベラーズノートをどう使うのかを考えました。
その両方の本に共通していた内容があります。
それは、”書けば、実現する”ということ。
目標は紙に書くと実現する。
もう一度、言うよ。
紙に書くと実現する。
そう。紙に書くと実現しちゃうんだ。
神田昌典『非常識な成功法則』
夢をかなえる方法の一つ、それは、手帳に書くことです。手帳に、自分の夢を書き込むのです。将来の目標、やりたいこと、人生の計画、すべて手帳に書き込むのです。そして、その手帳を常に持ち歩くのです。
熊谷正寿『一冊の手帳で夢は必ずかなう』
ひょっとすると、「んなアホな」と思われたかもしれません。
実は私もまだ、ちょっとだけ半信半疑です。
ここで神田昌典さんの言葉を引用しておきます。
「バカな。そんなアホらしいこと聞くために、お前の本を買ったんじゃない!」
そう怒りたい気分はわかるが、まぁ、ちょっと待て。オレの話も聞いてくれ。
これが私だけに起こったことだったら、あえて本にしないよ。私の面子に関わるからね。
神田昌典『非常識な成功法則』
なぜ手帳に「書く」のか
手帳術以外にも、ノート術などでたびたび紹介される「書く」ことの重要性。
これまで認識はしていたものの、全然実践できていなかったことでした。
あまりにも当たり前の行為すぎて、日ごろは意識しないかもしれませんが、私たちがノートに書くという行為をするのは、書くことで思考を深め、さらに思考を整理して記憶の定着を促進するためです。
大嶋祥誉『マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか』
みなさんも、将来の夢や目標はたくさんお持ちだと思います。でもそれらは、漠然と頭の中だけにあるのではないでしょうか。自分の大切な夢を、いつ思い出し、いつ忘れ去ってしまうかわからない頭の中に漂わせておいて、その夢はかなうでしょうか。いつのまにか自分の夢が、小さくなったり、無くなったりしていませんか。
熊谷正寿『一冊の手帳で夢は必ずかなう』
なので私は、まず「書く」をどのように手帳に取り入れるかをベースに考えました。
短期目標は「SMARTの原則」でつくる
色々改造する前に、トラベラーズノートを使って自分は何を達成したいのか、方針を考えることにしました。
長期的な目標だけでなく、細分化した短期目標が重要というのは、色んなところでよくいわれている話です。
そこで重要なのは、短期目標の設定の仕方です。
こちらも、参考図書に書かれていました。
SMARTは次の英単語の頭文字を表している。
S(Specific)具体的である。
M(Measurable)計測が出来る。
A(Agreed upon)同意している。
R(Realistic)現実的である。
T(Timely)期日が明確。
神田昌典『非常識な成功法則』
例えば、「お金に困らない生活」というのは非常に抽象的な目標です。
これを「年収何万」「月収何万」というように具体的に細分すると、目標が明確になります。
「月収何万」の内訳まで決められたら、かなり具体的な目標になってきます。
SMARTの法則にのっとると、「いつまでに、この内訳で、月収何万」という内容になりますね。
「外車を買う」→「2025年までにAudiのTTSを買う」
「不労所得を得る」→「2030年までに株式配当で年200万円」
みたいな感じでしょうか。
(例は私の目標というわけではなく、適当です)
トラベラーズノート活用のためのカスタマイズ
カスタマイズで重視したこと
今回、手帳の使い方を考える上で大切にしたことは、下の3つです。
①については先述のとおりです。
実は②と③も、2冊の参考図書に書かれていたことです。
実は、ニタニタすることによって、視界が広がる。そのことによって、右脳にアクセスできることになり、潜在意識に命令言語をよりインプットしやすくなるのである。
ニタニタしながら、想像することを「ビジュアライゼーション」(視覚化)と呼んでいる。
神田昌典『非常識な成功法則』
大きな、長期間にわたる目標だけでなく、数ヶ月~一年程度以内に、達成できそうな目標も欲しいわけだよね。
長期の目標と短期の目標。これをバランスよく使い分けると、挫折することなく、目標達成に向けて進みつづけることができる。
神田昌典『非常識な成功法則』
目標や、夢といったものを考える際には、短期目標は欠かせません。
この辺りについては、『ザ・コーチ』という本が非常にわかりやすかったです。
目標の立て方を、より詳しく理解することができます。
kindle unlimitedなら、無料で読むことができます。
マンスリーに未来年表を貼った
未来年表を、一番よく見るマンスリーの続きに貼りました。
未来年表というのは、『一冊の手帳で夢は必ずかなう』で紹介されているツールです。
未来年表の大まかな作成工程は、
①夢や目標を列挙し、ゴール地点(達成日時)に配置する
②現状と夢の距離を見定める
③進まなければならない距離を、達成日時までの年月で振り分ける
ということになります。
熊谷正寿『一冊の手帳で夢は必ずかなう』
詳しい内容は、ぜひ本を読んでみてください。
ただ、本に載っていることをそのまま挑戦しようとすると絶対に挫折しそうだったので、めちゃくちゃ簡略化しました。(面倒くさがりなので)
その様子がこちら。
Excelで作った表を、マンスリーの最後の月の、次のページに貼っただけ。
5分くらいで作った、超簡単な年表です。
全然使っていないページがあったので、どうせ使わないなら上から紙を貼ってもいいだろうと判断しました。
リストじゃなくて、年表であるのには重要なワケがあります。
それは意識したことの中にある「②視覚化」です。
文字が並んでいても、結局読み飛ばしてしまうのが人間。
パッと見てわかるように図にすることが大切だと思いました。
表だとインパクトに欠けるので、実際に書き込むときにはマンガの吹き出しのように強調したりしました。
(内容は人に見せられないくらい陳腐なので勘弁してください)
マンスリーに「戒め・名言・行動」付箋を貼った
様々な本を読んでいて、感銘を受けたフレーズなどを付箋に書き、同じくマンスリーの余分なページに貼りました。
未来年表の実現を後押ししてくれそうな言葉を選び、随時増やしています。
こちらも、あえて付箋にすることで、視覚化を重視しています。
元がゴチャゴチャしたページに貼ると、見た目的に良い感じです。
付箋にしていれば、マンスリーブックを買い替えた時でも張り替えられるので便利ですね。
張り替えのときに選別できることも、計算に入れています。
中には「ストレングスファインダー」で分かった自分の弱点も書いています。
最上志向の弱み:嫌いなことに全く意欲がわかない。人を優秀さで区別する。周囲にも向上心を押し付ける。欠点に目が向かない。理想と現実の差に勝手に落ち込む。
これまでに読んだ本をもう一度軽く読み返したりして、また「ドキッ」としたフレーズを書き込みました。
本は、一度読んでもすぐ意識から抜けちゃいますから。
本気で変わろ思たら、意識を変えようとしたらあかん。意識やのうて「具体的な何か」を変えなあかん
水野敬也『夢をかなえるゾウ』
このフレーズ、初めて読んでから数年たった今でも心に刺さります。
マンスリーの白紙ページに、やりたいことリスト
マンスリーの白紙ページ(メモ欄)も全然活用できていなかったので、そちらは「やりたいことリスト」にすることにしました。
特に、未来年表の範囲内での、そう遠くないうちにやりたいことですね。
未来年表には書ききれなかった、細かい(どうでもいい)目標をたくさん書き連ねます。
飛行機で旅行したいとか、そんな低次元の目標もこちらへ。
Excelで表を作ろうと思ったのですが、それすらも面倒だったので直書きになりました。
あくまでもメモ的な要素が強く、どうせ毎年リフィルが変わっちゃうので気軽に何でも書くことにしています。
わくわくするようなデコレーション
「会社を興したい」と思ったら、かっこいいオフィスの写真を、「国際的に活躍できるビジネスマンになりたい」と思ったら、外国のビジネスマンと日本人がにこやかに握手をしている写真を、それぞれ夢手帳に貼りました。
熊谷正寿『一冊の手帳で夢は必ずかなう』
未来年表の中でも特にわくわくするようなことや、未来年表よりも更に先の夢などに関することは、デコレーションで反映することにしました。
ステッカーや写真、切り抜きなど、とにかく視覚的に訴えかけるようなものを貼るといいですね。
高級外車の写真とか、好きなバンドのステッカーとか。
いつか行ってみたい料亭、世界遺産の風景、その他欲しいものの記事など。
サブリミナル的に、夢を意識の中に刷り込んでいくイメージです。
効率化には一切貢献しませんが、日々のやる気には繋がりそうです。
夢は「~したい」と書くだけでは効果半減です。よりビジュアル化するか、細分化して、あたかも手で触れられるようなカタチにした方が、夢はかないやすいのです。
熊谷正寿『一冊の手帳で夢は必ずかなう』
無印の雑記帳に、たまに夢・目標を10個書く
毎日、達成したい目標をとにかく思いつくままに書く。毎日、違うものになってもかまわない。
神田昌典『非常識な成功法則』
毎日とは言わずとも、数日に一回、夢や目標を思いつくがまま10個列挙するようにしています。
いきなり未来年表やリストに書き込まず、無印の未ざらし雑記帳を使っています。
何度か同じような目標が出てきてもいいから、とにかくぼおっと将来のことを考える時間を確保するのが狙いです。
将来やりたいことをぼおっと考えていると、すごくポジティブな気持ちになります。
何も思いつかないこともあるので、そのときはAmazonの欲しいものリストを見たり、旅行系のサイトを見たりしています。
潜在意識の介入が少ないときを狙って、潜在意識にプログラミングする。いつかといえば、寝起きや眠る前の、意識がぼやけているときだ。
プログラミング作業は、極めて簡単。
目標を書いた紙を、夜寝る前にボヤ~っと眺める。そして朝起きたときに、またボヤ~っと眺める。
それだけ。
神田昌典『非常識な成功法則』
ついでに革の手入れも
色々弄っていると、革の乾燥が目立っていたので、手入れもしました。
(カスタマイズとはあまり関係ありませんが)
革もの好きのご用達、「デリケートクリーム」です。
裏面にも塗ってみたら、みるみる内に水分と油分を吸っていきました。
やっぱり手入れはこまめにしないとダメですね…。
最近は、コロニル シュプリームクリームデラックスと使い分けています。
こちらは、香りが非常にいいんです。
まとめ
まだまだこの改良版トラベラーズノートを使い始めたばかりなので、成果は出ていません。
ただ少なくとも、気持ちが色々と前向きになったことは間違いありません。
トラベラーズノートユーザーに限らず、手帳を使っている皆さんの参考になれば幸いです。
参考図書について
『非常識な成功法則』
2011年に新装版として再販された、30万人以上が読んでいるベストセラーの一つです。
著者は、経営コンサルタント兼作家の、神田昌典さん。
自分としちゃあ、なんでこの本、いまもって売れるのかなって、わからないんだけど。
ひとつ言えるのは、この本、持ってるだけで…成功しちゃうんだ。
怪しく聞こえるけど、嘘じゃない。本当なんだ。神田昌典『非常識な成功法則』
『非常識な成功法則』では、目標設定、マーケティング、セールスなど、ビジネスで大切な考え方が大胆な切り口で書かれています。
書店では、今更に別の表紙が巻かれていて、ズルい感じです。
本として非常に読みやすい内容ですが、さらに読みやすい「マンガでわかる」シリーズもあります。(kindle unlimited対象)
『2分でわかる!ビジネス名著100冊のエッセンス』を読んで初めて知った本ですが、買って正解でした。
『一冊の手帳で夢は必ずかなう』
「スケジュール管理」や「メモ」としてだけ、手帳を利用されているとしたら、残念ながら、手帳の持つパワーのごく一部しか使っていないことになります。熊谷正寿『一冊の手帳で夢は必ずかなう』
GMOインターネット株式会社、代表取締役会長兼社長の、熊谷正寿さんの著書です。
前半は手帳術、後半は仕事術について書かれています。
特に手帳に関しては、効率化やビジネスツールとしての活用とは全く異なる切り口のアプローチで、読んでいて非常に参考になりました。
「一冊の手帳が、人の一生を左右する」
熊谷正寿『一冊の手帳で夢は必ずかなう』
こちらも『2分でわかる!ビジネス名著100冊のエッセンス』をきっかけに知った本です。
1512円の書籍ですが、kindleならたった238円(84%OFF)で購入できるので、本当におススメです。