阪大で奨学金1500万円プレイヤーになったワケ

奨学金・金融リテラシー

どうも、奨学金1500万プレイヤー阪大生のPEN(@PENwitmi)です。

 

記事タイトルの、奨学金1500万円プレイヤー、これ私のことです。

playerというより、prayer(祈る人)の方が正しい。

 

いやマジですよ、冗談抜きで1500万円超えています。

ひょっとすると「私立の医学部や薬学の話?」と思われるかもしれませんが、私は国公立の薬学生です。

 

一度大学をやり直して、今年で28歳になる国公立大学薬学部生です。

大学関連については「2年目で留年、4年目で中退した私が、大学を再受験して学んだこと」の記事にまとめています。

 

色々思い悩んでほとんど人に言ったことは無かったんですけれど、もういっそネットで公開してしまおうと思い至りました。

この記事では、総額1511万円の奨学金を借りるに至った経緯と今後の方針を簡単に書いていこうと思います。

とりあえず書いてみて、反響とか質問とかあれば追記したり、別記事書いたりします。

 

奨学金のkindle本を出版しました

『奨学金1512万でも破産せず幸せに生きています。』という本を書きました。
Amazonのkindleで購入することができます。
スマホやタブレットでも読めるのでぜひ一度ご覧ください。

奨学金のこと

奨学金内訳

私は大学を一度中退して再受験しているのですが、奨学金の内訳としては3種類に分かれます。

 

一つ目の大学で2年間で借りた、JASSO第二種奨学金:2,800,000円

二つ目の大学で6年間で借りた、JASSO第一種奨学金:3,672,000円

二つ目の大学で6年間で借りた、JASSO第二種奨学金:8,640,000円

 

合計15,112,000円です。

レクサスLSが買えちゃいますね…。

やっぱり6年制の大学で奨学金借りると一気に跳ね上がります。

 

返済金額は金利によって変動するのでわかりませんが、JASSOの返済モデルを元に計算すると総額15,677,232~18,202,272円の範囲くらいでしょうか。

 

何故阪大で1500万プレイヤーになったのか

めちゃくちゃ簡単に言うと、普通の家庭のような支援を受けることが出来なかったから。

私立ならもっと大変な借金になっていたと思います。

 

経緯は後述しますが、今は独立して一人で暮らして7年くらいになります。

経済的な支援などは一切受けておらず、奨学金と塾講師の給料で暮らしています。

 

なので奨学金の使い道は学費というよりも生活費。

あとは家を出るときの費用の借金の返済とかも…。

家を出た最初はとにかくお金が無くてカードローンとかも色々手を出していて、その返済はまだ終わっていません。

実習で収入が激減したりして、借金で食いつないできたツケが回ってきています。

 

奨学金は、月額17万円借りています。

機関保証料で約1万円かかっているので、実際に手元に入ってくるのは16万円です。

金利とは別に1万円引かれていくの、まぁ保証人がいないから仕方ないんですけど、ちょっと悲しいですね。

 

奨学金返済について

普通に返していくと、完済にどうやら20年かかるらしいです。

JASSOによると、月々7万円くらいを240回(20年)払い

 

奨学金で学んだ結果、死にそう。

 

率直にそう思ったのが私の原体験です。

 

人生の要約

家庭環境

私は弟がいて元々は4人家族でした。

まぁそれが色々あって10歳くらいのときに両親が別れて、母親と兄弟での3人生活に。

 

その5年後、母親が大怪我して、父親とその交際相手の家での6人生活に(お互い連れ子が2人ずつ)。

そしてその6年後、二十歳を過ぎて少し経って、追い出される形で独立しました。

 

祖父や祖母は全員亡くなっているので、いません。

 

誰にも管理されることなく、自由気ままな生活です。

その代わり、誰からも支援はもらえません。

一長一短です。

 

実家は無い

こんな私ですが、実家という言葉がしっくりくる場所がありません。

両親とも今のパートナーと新しい人生を歩んでいるので、「母親の家」「父親の家」という認識です。

 

そこに私の家庭は存在しませんから、「実家」ではありません。

援助も受けていませんし、ほぼほぼ会うこともありません。

強いて言うなら、今の家が実家です。

 

その意識に伴って、私は「下宿している」という意識も皆無です。

「下宿してるの?」と聞かれると、「いや、一人暮らししている」と答えてしまう程度には、下宿という言葉を拒絶してしまいます。

 

そう、簡単に言うとコンプレックス

 

6人生活しているときも他人の家に住んでいる感覚でしたし、自分の家と言えるのは今住んでいる家だけです。

 

再受験と、アルバイトと、限界

家庭に翻弄されたり、人生に色々と迷ったりして、私は独立とほぼ同時期に大学を中退しました。

 

そのときの私は「大学くらい卒業してないと死んでしまう」という、狭い価値観で生きていました。

高卒で漠然と生きていくよりは、借金してでも大学卒業して資格取った方がマシかなと思いました。

 

「奨学金を借りて、もう一回精一杯やってみよう」

そう思い、再受験しました。

 

入学してから、学業と同時に、塾講師などのバイトもめちゃくちゃやりました。

バイクで通学する途中に、寝不足でウトウトしてしまうような日々。

一歩間違えれば死んでしまいそうな日々でした。

授業、実験、研究室、実習に追われているうちに、体力に限界。

 

減収覚悟で途中からバイトの量を減らしました。

このままだと、いつか死ぬ。

働くために生きているわけではない、と感じたのです。

 

生きている意味を失う前に、少し休息を挟むようにしました。

自分の時間を作らないと生きているとは言えないと思い、高校以来あまり取り組めていなかった音楽を再開することにしました。

週に一回も参加できないとわかりながらも、サークルに入りました。

実習中などは完全に幽霊員でしたが、それでも仲間が出来たのは心の支えになりました。

 

「お金が無いなら遊ぶな」という人もいるとは思いますが、「そんな人生なら死んだ方がマシなのではないか」とすら私は思います。

少なくとも私は今、おかげで以前よりも幸せを感じながら生きています。

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実現したい夢

お金に不安を感じて生きる日々は辛い

毎日寝不足になりながらも、マジメに授業を受けて、マジメに働く日々。

それでも常に感じるお金への不安。

将来への絶望感。

不眠症にもなって、今でも精神が安定しているとは断言できません。

 

考えないようにしていても、辛かった。

「こんな想いをする人が、二度と現れないようにしたい」

いつしかそう思い始めました。

 

「奨学金2.0」を目指すきっかけです。

 

①お金に心配することなく学べる社会環境を作りたい

私の想いはこうです。

「お金の心配なく、存分に勉強できるような社会を作りたい」

 

お金の心配は、将来に対する不安に直結します。

 

自分の学んでいることが、借金が、将来本当に収入になるのか。
学んだことを活かせる仕事で、借金が返せるのか。

 

そんなことを考えずに、学びたいことを学ぶことができる社会にしたい。

返済のための収入だけを基準にせず、本当にやりたいことを仕事にできる社会にしたい。

金銭的支援を受けられない人が、公平な機会を得られるようにしたい。

 

②大企業以外の道をもっと一般的にしたい

私が入った2つの大学では、皆見ているゴールが割と同じでした。

「大企業に入って、安定した平穏な人生を歩みたい」

 

もちろんたまに違う人もいるのですが、少数派のように感じます。

実はそう思っていない人も、言い出すのに勇気がいる環境なのかもしれません。

 

しかし当然、大企業への道はレッドオーシャン。

一部の人間が大企業に流れ、多くの大学生は敗北するわけです。

 

そんなレッドオーシャンを、無理して皆で目指さなくてもよくないですか?

もっと生き方に多様性が生まれて、それでも安心して生きれて、それが普通な社会になってほしいです。

 

③学歴の為に大学に行かずに済む学びの場を作りたい

大学で学んだことが、必ずしも社会で役に立つとは限りません。

むしろ、役に立たないことの方が多いかもしれません。

 

「時間も、お金もかけて、得られるのが学歴や資格だけ?」

そんな疑問を持っている人は多いと思います。

 

でも今は大学以外の選択肢を選ぶと、社会的に地位が下がる社会です。

 

「形だけの学歴だけのために、奨学金を借りずに済むようにしたい」

その想いから、大学とは違う新たな学びの場をいつか作りたいと考えています。

私は「実学を望む人が、実学を学べる場と環境」が必要だと感じています。

大学以外の選択肢が、社会的に認められるようになるために。

 

いつのことになるかわかりません。

誰か別の人が成し遂げるかもしれません。

これについては、まだ具体的なビジョンもありません。

 

現代なら実現できるはず

奨学金制度に代わるような支援プラットフォームは、実現できると考えています。

それも中央集権的ではなく、社会全体が支えるようなシステムで。

 

お金が余っているところから、お金が必要なところに回る。

学びたい人が安心して学べる。

そんな支援制度と社会風潮を、技術とアイデアで作り上げたい。

政府や制度が変わるのを待たずとも、最新の技術とプラットフォームを利用すれば可能なはずです。

 

また、大学に代わる学びの場も、現代なら絶対実現できます。

プログラミング、起業など、様々なことを学べる実学の場を。

大金を借りて大学に行かなくても、社会で活躍できる人材を生み出す場所を。

 

夢の実現に向けて

まずは生活を確立する

教育の様々な問題を解決するために行動したい。

そのためには、当たり前ですが、自分が生きる必要があります。

奨学金を返済しながら、食べていける収入を確保する必要があります。

実現の前に、自分が死んでしまっては意味がありません。

 

そのためまずは副業で、奨学金を返済できる程度の収入を目指します。

主収入以外からも稼ぎを得られるようにして、生活をより安定感のあるものにするのです。

 

私は大学に再入学してすぐ『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んだことで、奨学金の悩みから解放されました。

奨学金がなくなったわけではありませんが、「どうしよう…」と言いながら絶望するだけの日々から抜け出したということです。

 

だから今は、ポジティブに生きれているのです。

ぜひ一度読んでいただきたい本です。

 

副業を始めた

副業の一つとして始めたのが、このブログです。

このブログでは主に、大学生に役立つことを書いています。

より多くの大学生に見てもらえるように努力して記事を書いていきます。

奨学金を借りてる大学生は今すぐブログを始めたほうがいい
奨学生はブログを書きましょう。奨学金を借りていると「自己破産したらどうしよう」「結婚できるかな」など様々な不安に襲われます。この不安から逃れるためには、月々の返済額分だけ、ブログで稼げばいいのです。勇気を出して最初の一歩を踏み出しませんか?

 

合説も就活マナーも無意味?就活で製薬企業を受ける薬学生が早めにやるべき5つの情報収集
製薬業界を志している薬学生のために、阪大生の私が就活のときに製薬企業の情報を集めたテクニックを紹介しています。どれも「もっと早くからやっておけばよかった」と後悔しているものばかりです。

 

また、他の副業にも積極的に挑戦しています。

今は美容師の方々に、化学を教えて報酬を得たりもしています。

 

電子書籍を書いた

『塾講師のいろは』という電子書籍を、Kindleで販売しています。

 

少しずつ売り上げを伸ばしているところです。

塾講師の人はもちろんのこと、現職の教師などからも良い評価を頂いております。

『塾講師のいろは』は塾講師の教え方を通じて「教育」を書いた本【書籍自己レビュー】」の記事で自己レビューなんかも書いています。

 

こんな風に既に色んなことに手を出し始めています。

とりあえず出版するノウハウは掴んだので、今後も何冊か書いていきたいです。

 

フォロワーを獲得する

今後どんな活動をするにしても、私個人のフォロワーというものは欠かせません。

フォロワーを付けるための活動こそが、私自身のミッションの一つということになります。

SNSはもちろん、このブログなどでの発信を続けていこうと思います。

少しでも人の役に立つ情報を発信できるように、頑張ります。

今後も奨学金1500万プレイヤー阪大生PENを宜しくお願い致します。

奨学金・金融リテラシー自己紹介
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薬局薬剤師(管理薬剤師)/個別指導講師(高校生・薬学生)/メンター業/kindle書籍作家/マルチブロガー

家庭の事情で家から独立し、大学中退・再受験で奨学金1500万円を超える苦学生時代を経験。当ブログでは「薬学」「奨学金」「金融リテラシー」「仮想通貨」を発信。他複数のブログを運営。薬学生の国試対策の相談受け付けています。

大阪大学薬学部薬学科首席入学。
個別指導塾講師歴10年。
TOEIC公開テスト 925点。実用英語技能検定準1級。
著書『塾講師のいろは』『奨学金1512万でも破産せず幸せに生きています。』

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塾講師についてのブログを新たにはじめました。
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